可能性大!うつ病の再発防止のために

うつ病の大きな特徴のひとつとして、



ということだけは、完治後もしっかりと認識しておくことが重要です。

ただ、うつ病というのはこころの病気ですから、いくら気を付けていても罹ってしまうときにはやはり罹ってしまうわけですが、特に一度うつ病を発症したことがあるという人であれば、再発しないためにもある程度の予防が必要になります。

予防の方法はいくつかありますが、中でも一番重視しなければならないのが、「休養をしっかりとる」ということです。

うつ病というのは、こころが疲労しているとどうしても罹りやすい病気です。

しかも、一度罹った経験がある人は、それだけうつに罹りやすいということにもなりますので、なおさら注意が必要です。

うつ病というのは、たとえば会社の重役さんや芸能人の方、あるいはしっかり者の奥さんなど、一見「まさかあの人が・・・」と思われるような人ほど罹りやすい病気であることが知られています。

つまり、プレッシャーを受けやすく、また、無意識のうちにストレスを蓄積してしまって、そのストレスをそのまま発散させる暇もなく働いている人が知らず知らずのうちにこころを病んでしまうのです。

ですから、うつ病再発のためにまずすべきことは、「休養をしっかりととる」ということになります。

それから、完治しても定期的に病院で検査してもらうというのも有効な予防法です。

現状をよく理解して、少しでも不安があるのであれば、またしばらく病院に通うようにすることは重要なことです。

その延長上にあるのが、完治後も継続して投薬予防を行うということです。これも再発防止には非常に有効な考え方です。

治療期間中のように継続して服用する必要はありませんが、少しでも気分がふさぐようなことがあれば、ためらわずに薬を服用することで、再発を防ぐことができる場合が多いです。

ほとんどの場合、薬を継続的に服用している状態で「しばらく通院はお休みしても大丈夫ですよ」というようなことを告げられ、



ですが、だからこそ、いざというときのために薬を常備しておくことが何より再発防止に役立ちます

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うつ病が再発する確率

うつ病を再発させない為に考えなければなりません。上記でうつ病は「再発することがある」とお伝えしましたが実際、うつ病の再発率は非常に高いです。

様々な文献や機関でうつ病の再発率統計が示されていますが



といわれています。厚生労働省によるとその確率は60%ですが中には80%の再発率というデータもあります。うつ病は再発すると警戒したほうが良いかもしれません。

再発までの時期は人それぞれで1か月後の場合もあれば5年後、10年後に再発するというケースもあります。

特に3ヶ月以内はかなり高い再発率だそうですが、1年以内に再発する可能性として50%だそうです。

また同様のデータですと25年後までに再発する可能性は80%以上という事なので一度、うつ病になってしまった人の生涯で再発する可能性は極めて高い事が分かります。

実際にうつ病の治療期間として「急性期」、「回復期」、「再発予防期」と分けられており、単なる目安ですが急性期が1か月~3か月、回復期が4か月~6か月再発予防期が1年~と目安も長く再発予防期がとられています。

うつ病は治ったと判断するには、



だという事が分かります。うつ病の治療はうつ状態が回復したその後の予防に大きな役割があるのかもしれません

再発を甘く見てはいけません。前回治したのだから今回も同様に治ると考えがちですが、一般的に再発のたびに症状が重くなる傾向があります。

もし、再発してしまったのなら前回よりも治療、完治までに時間がかかると思ったほうが良いかもしれません。ですからうつ病を再発させない事が何より重要なのです。

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再発のサインを見逃すな

うつ病が再発するケースは少なくありません。再発する場合、前回よりも症状が重くなるケースもあり注意は必要です。

神経質になりすぎるのも良くありませんが再発させない為の努力はするべきなのです。

そして何より、再発の兆候が少しでも現れたのなら酷くなる前にすぐに対応するべきです。

先ほども言いましたが、再発してさらに深刻になる場合もあるのです。前回も治ったからと軽く考えて対処しないという事は避けなければなりません。

幸いにも?前回にうつ病を経験しているのですからうつ病の兆候は初めての時よりも自覚しやすいと思います。

少しでもうつ病の兆候が表れたら速やかに仕事の量を抑え、再発兆候が出てしまった原因、きっかけをしっかりと掴み再発防止策を取るべきです。

休職、復職を繰り返し、つまりうつ病を繰り返し自殺未遂、中には自殺にまで発展してしまったケースも極めて珍しい話という訳ではないのです。

実際にうつ病を何度も繰り返すケースも多いです。そうならない為にも



うつ病の再発予防を心がける必要があります。

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再発のサインを知ろう

うつ病の再発を防ぐためには、うつ病に関する正しい知識をしっかりと持つことが重要です。

そうすることによりうつ病を早期発見し症状が重くなる前にしっかりと医者に診てもらう事が出来ます。

それとともに自分の性格と言うものを冷静に判断し自覚する事も重要になってきます。

自分が頑張りすぎるタイプ、真面目なタイプ、責任感が強いタイプという事を理解することでうつ病になりやすいという事を予め知る事が出来るのです。

上記のようなタイプの人がうつ病になりやすいと言われているのですが、あらかじめ自分を知っていれば力み過ぎだと感じた場合にセーブすることが出来ます。

うつ病はなまけ病と昔は揶揄されていましたが、



なのです。

また、前回うつ病になってしまったきっかけをおさらいしておき、同じ状況を作らないようにしなければなりません。

うつ病になってしまった時期や仕事量、ライフスタイルを今一度思い出してみましょう!

同じことを繰り返さない為にも初期段階を思い出し、似たような環境を避けるようにする事でうつ病を回避することが出来ます。

そしてライフスタイルの劇的な変化や悲しい出来事によりうつ病になってしまう人もいます。そのような事が周りで起こってしまった場合には細心の注意を持つことが大切です。

欲を言えば自分の経験のみならず様々なうつ病になるきっかけになる出来事を知り避けることが重要です。

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再発防止は絶対条件

うつ病の再発率は決して少なくありません。再発してしまった状態は前回より深刻になる事も多く、回復までより多くの時間を要すことが多いです。

さらに次に再発する確率も高まるそうです。再発はうつ病にとってより深刻になる可能性が高い恐ろしい事なのです。そのため



になります。

うつ病は一概には言えませんが、「急性期」、「回復期」でうつ状態を脱するのに要する期間は6ヶ月から1年程度です。今回のうつ状態が治ったと思われる期間です。

しかし、その後の長い期間が再発予防期で1年~という事で終わりの期間を定めていません

つまり再発予防に努める期間は予想以上に長いと思ったほうが良いです。

再発の可能性が高いだけに、「うつ状態から脱した=うつ病が完治した」と思わないようにしなければなりません。次に再発するのは半年後、1年後、5年後、10年後かもしれません。

そのため、再発しない為に予断を許さず治療をし続ける必要があるのです。再発リスクは年月がたてばたつほど下がりますがゼロでは決してありません。

うつ病の再発防止策は?

うつ病再発で最も注意するときは50%と言われる1年ですが、復帰直後は特に気を付けなければなりません。つまり



休養中に専念して治療していたのを仕事、家事などを再開するという事は環境が変わるという事です。

仕事量、時間を少しづつ増やして慣れさせることをしなければ再発してしまう可能性が高くなるのです。

仕事や家事、学業に復帰したからと言って最初から飛ばして頑張らない事です。

もともと頑張り屋さんがなりやすい病気と言われていますので、そうしがちですが何より再発させない事を第一に考えて選択するべきです。再発は前述のとおり怖い事なのです。

では、再発させないようにするためには具体的に何をすればよいのでしょう。

継続的な治療を続けることが大事です。復帰は完治ではありません。再発のリスクがあるのですから持続的に治療をしていくことが予防につながります。同様に医師の指示に従い



です。復帰して即、治療をしなくなる人は多いそうで、その結果再発を招いている事も多いのです。実際、復帰後も継続した治療、予防で再発する確率を下げていると言います。

それを踏まえた上で自分自身を自己分析、自己管理をする必要があります。例えばうつ状態になったきっかけ、原因を排除することです。

復帰してその原因を残したままだと、再度、それがきっかけでうつ病になる可能性があります。

そのためにはうつ病になってしまった原因をしっかりと追究し、それを取り除く必要があります。

また、もともと生真面目な性格がなりやすいのですから、その生真面目さを緩める必要があります

考え方を変えるのは簡単ではありませんが悩みに対してどう接する、どう対処するか思考を変えていく必要があります

意外とそこまで深く悩まないでもよい事を真剣に悩んでいませんでしたか?元々、気楽に考える事が出来なかった性格かもしれません。多少気楽に生きるのも、それが普通かもしれません。

そして、規則正しい生活を心がける事も大切です。不規則な生活、睡眠不足、偏った食生活などはホルモンバランスも崩し、うつ病になりやすい状態になります。

こうした生活習慣が疲れを呼び、疲労を知らぬ間に蓄積させることになります。

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